2つの起業ストーリー

1 五島列島の北、上五島の地元の有志が、新しい水産業を創る挑戦によってBSCIは誕生しました。

『こんままじゃいかんばい!』


若者の人口流出、島の過疎化を憂う「島の有志48名」の『島の若者が誇りをもって働ける職場を島に作りたい。』との思いが、BSCIを誕生させました。


BSCIが活動している新上五島町は、五島列島の北部に位置し、7つの有人島と60の無人島が紺碧の海に浮かぶ、青い空、緑豊かな山々に囲まれた美しい島です。

昔は、漁業・水産業で栄えていた島も、過疎化・人口減少によって、経済が衰退し、6万人近くの人口も、現在では2万人を切っている状況です。
この状況を何とか打開するために、島の有志48名が出資し、若者がやりがいをもって働ける場所を作るために、BSCIを作りました。

2 海の持つ可能性を社会に実装し、人間に役立つ成分を生産・産業化する。

海には、人間の健康や美容に効果のある天然成分が数多く、存在しています。しかし、それらの貴重な天然成分の多くを人間は利用できずにいます。


小さな海の微細藻類が作り出すフコキサンチンやジアジノキサンチンなどのマリンカロテノイド色素は、その代表で、私たち人間が食している魚、カニやエビなどの稚魚や幼生が大きく成長するために必須の天然成分として知られてきました。

しかしそれらの微細藻類は、あまりにも小さく、海水中にあまりにも少ない量しか存在しないため、我々、人間が摂取することができませんでした。


起業のメンバーの一人である微細藻類の生産技術を専門とする研究者は、「今まで海の小さな生き物」しか利用できなかった貴重な天然成分を、人の健康や美容に役立てたいと思い、本事業を立上げに参画しました。

BSCIは離島の地域を思う有志と技術を人に役立てたいと願う研究者によって生まれた、
美しい“しま”の会社です。